2014年12月01日

オススメな鉄道ライトノベル他

長らく放置してしまっていましたけれども、新しいライトノベルというにはちょっとハードな感じのする鉄道員ものの小説と、懐かしタイトルの再販物を見つけたのでそちらを紹介してみます。







『うみまち鉄道運行記 サンミア市のやさしい鉄道員たち (富士見L文庫)』


とある国のとある海辺の街を走っている電鉄での物語を小説にしました!
概略を端的に言うとこうなってしまうのですけれども、とっても素敵なお話に仕上がっていました。
この手のお話は、同人誌の漫画だと割りと観るタイプの展開なのですけれども、しっかりと文章化されていて、鉄道技術面でも過不足なくすんなりと読める感じに上がっていて小説としての完成度がすごかったです。
場所ははっきり言って架空の場所なのですけれども、モデルにしたであろう場所はおそらく西海岸のSF市なんじゃないかと。で、鉄道技術的には20〜30年代かな〜?北米でまだ鉄道の勢力が衰えて居なかった古き良き時代の亜米利加っぽい架空の街の電気鉄道での鉄道員たちの織りなすお話は心がほっとするような、ズキッと心に突き刺さるようなそんな感じです。
ヒロインの年齢がちょっと若すぎる(16歳)で電車の運転手をしているなんてのはちょっとさすがにさすがだとは思うのですけれども、2〜30年代の亜米利加なら有り得なくも無いかなぁ〜なんて気も…。
でもライトノベルとして仕上げるには可愛い女の子がヒロインをしていて活躍している方が読んでいて楽しめるという読者の需要にはちゃんと答えている訳で、ま、そこいらへんは突っ込むのは野暮と言うもの。あ、でもせめて18歳くらいには年齢を上げといて欲しかったかも?
ちなみに電車のサイズ的には多分、江ノ電くらいのサイズの電車で第三軌条と架線の両方から集電出来る電車でちょっと違うのは三軸ボギー車両だってことかな?この三軸ボギーの電車の運転手と車掌がヒロインたちの動かす電車。で、彼女たちが若くして運転手と車掌として働いているのは彼女たちがまだ幼い時に発生した大地震で震災孤児となってしまっていたからだというちょっと深刻な設定も有るので、お話の中には涙腺爆発するような話も混ざっているので。でも、本人たちはそんなことを季にしてはいないんですよね。というわけでこのちょっと変わった鉄道ラノベはオススメでした。




『こちら、郵政省特別配達課 1 (新潮文庫nex)』




『こちら、郵政省特別配達課 2 (新潮文庫nex)』


小川一水氏の『トッパイ課』が新潮社文庫から再販です。
なお、2の方には新潮社版にたいして特別描きおろし新作短編が収録されているそうなので再び買い直して読みなおす価値は多大に有るかと。
このトッパイ課が書かれた頃は、まだ郵政省が健在だった頃の話なので現実とはちょっと違う展開になってしまっては居るのですけれども、国家公務員だった頃の郵便やさんの特殊業務、特別配達課のぶっとんだお仕事の話はなかなか爽快なのです。築地の癌研で余命いくばくもない老人の願い、自分の家で最期を迎えたいという願いを叶える為、老人を家に運べなければ、老人の居る築地の癌研の駐車場に老人の自宅を持ってきちゃえばいいじゃないとばかりに神田明神近くの家を一軒まるごと大型トレーラーで運んでしまう配達仕事を採算度外視で行ってしまう豪快さは、のっけから驚かされました。運ぶ途中、トラブルが発生して…というのは読んでのお楽しみってことで。郵政省が扱う機械類は赤く塗装してあるというのもお約束で、ユンボにクレーンに大型トレーラーに超高速配達用に仕入れられたイタリア製のスーパーカーまで。アレは物凄かった。
未読の方も既読の方もオススメです。











posted by きつねのるーと at 04:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説(ライトノベル) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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